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ヒューゴの不思議な発明(Hugo)

ヒューゴの不思議な発明

『タクシードライバー』『グッドフェローズ』のマーティン・スコセッシ監督が本格3Dファンタジーに挑んだ話題作。さまざまな映画賞で軒並み受賞を果たし、アカデミー賞でも5部門を獲得した。

重鎮でもあるがわりとなんでも撮る監督だけに、3D作品を撮ること自体にはさしたる驚きもなかったが、こちらの想像をはるかに超える映像美! 映画の全てを知り尽くした名匠の手にかかれば、こんなにも素晴らしい3D映像が出来上がるのだ。

スコセッシが映画という文化のすべてにとてつもなく深い愛情を持っていることが伝わってくる内容で、人々がどれだけ映画の持つ力、映像のマジックによって豊かな気持ちにさせられてきたか、歴史をたどりながら追体験できる。

人物設定はよく練りこまれていて、各登場人物がとても生き生きと描かれている。名優ベン・キングズレーが素晴らしいのは当然として、ヒューゴ役のエイサ・バターフィールドや鉄道公安官役のサシャ・バロン・コーエンなど、見事な演技を披露している。ヒットガールのクロエ・グレース・モレッツは、もう子役とは呼べないほど成長していて、ちょっと印象が違ったが、まあまあ及第点。やはり彼女は刺激的な役のほうがいきる。

ひとはそれぞれに何かを喪失し、欠落した自己を抱えて生きている。自分はただの役立たずではないか? 誰からも必要とされていないのではないか? そういう漠然とした不安を感じ四苦八苦しながら暮らしている。親を失い天涯孤独に生きるヒューゴはその悲しみや不安を埋めるために機械じかけの人形の修理に情熱のすべてを注ぐ。

そんなヒューゴが語る。

「機械には無駄な部品などひとつもない。だからもし世界がひとつの機械なら、僕にも君にも役割があるはずだ」

無駄な人間などいない、全ての人間が誰かに必要とされている、誰もが生きる意味を持っている、という強烈なメッセージは、すべての登場人物に当てはまる。それぞれが何かを失い、その何かに囚われて生きている。そしてそれぞれがそれぞれの方法で幸せを掴んでいく。スコセッシの手腕が憎いほど光る。

脚本、演出、役者、映像すべてが完璧に揃った傑作だ。

<Raiting>
3D嫌いにとっても本作の映像は衝撃的だ。腕のある監督が本気で作れば3Dにも意味がある。ただ2Dと比べて感動が割増しになるわけじゃないので、作品の評価に直結するわけではない。見事な傑作だけどベタベタのハートウォーミングストーリーなので、個人的には点数は普通。


<Trailer>


あー
テーマ:映画館で観た映画
ヒューゴの不思議な発明@ぴあ映画生活

評価:
---
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 1,374
(2010-04-21)


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