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hagacube
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このブログでは、劇場公開時に観た映画、DVD、オンデマンド動画などの映像作品を中心に、音楽の新譜/旧譜、スポーツなどエンターテインメント全般について、複数ライターが極私的な見解を書いています。
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ピラミッド 5000年の嘘(The Revelation of the Pyramids)



映画館で流れる予告編がよくできていたので封切りを楽しみにしていたのだが、期待に反して少々肩透かしだった。

クフ王の墳墓だといわれているギザのピラミッドが実は全く別の目的のために建てられたものだった、という推論を検証していく映画なのだが、映像的にはハッキリ言ってナショジオかテレビのピラミッド特番と変わらないクオリティ。

インタビューに登場する研究者や技術者などはたしかに一流の人たちで、その見識も確固たる知識の積み重ねがあった上でのものなのだろうが、シナリオがあまりにも強引すぎて結果的に荒唐無稽なストーリーテリングになってしまった。内容は非常に真面目で、ピラミッドの構造について数学的検証もしつこいぐらいに行なっているにもかかわらず、演出の稚拙さが台無しにしてしまった印象だ。

なによりも残念なのは映像。映画館で金を取って見せるのだから、テレビなんかじゃ見られない凄いピラミッドの姿を期待してた。だが最初から扇情的な音楽としゃべりっぱなしのナレーションもあって、最後までピラミッドの荘厳な映像体験は皆無。冒頭くらいはこれまで見たこともないような空撮や頂上からの眺めなど圧倒的な映像美を観せてほしかった。個人的にはそこに期待していただけに残念だった。

ただしギザのピラミッドの謎ついて丹念に検証していく内容自体はとても興味深い。ピラミッドの構造からパイや黄金比率が見事に導き出されるあたりは、ひとつのクライマックスだ。とくに単純な四角錐だと思っていたピラミッドが実は八角錐であり、4面体ではなく8面体だったという映像は衝撃的だった。

結局、映画の中では誰がピラミッドを造ったのかについて、イースター島やマヤ遺跡などの巨石文化との共通性を語るのみで、はっきりとは明らかにしていない。

では「ピラミッドとはなんなのか?」

これについては本作の最終章でハッキリと答えている。
(以下、完全にネタバレ)

『ピラミッドとは古代人が現代人に地球環境の激変を伝えるメッセージ装置』。

これが本作の結論だ。しかし、さまざまな検証を見せられてなお、これだけ精緻な建造物を「いつ」「誰が」「何の目的で」「どんな方法で」造ったのか、さらに謎は深まったような気がする。モニュメントなのか、墓なのか、なんらかの明確な機能を持った構造物なのか、まだまだ研究の必要があるようだ。

5000年の嘘、とセンセーショナルな題名をつけているが、本作もまた数限りなくあるピラミッドの謎解きとひとつに過ぎない。グラハム・ハンコックの『神々の指紋』『創世の守護神』などを想起した人も多いだろう。エジプト考古学庁の公式見解は日本における仁徳天皇陵のようなもので、自国の歴史観に沿った研究成果以外は受け入れがたいはずだ。だからこそ謎解きに対する興味も尽きないのだろう。

<Raiting>
予告編に完全に釣られたが、面白いか面白くないかと聞かれたら、謎解きロマンとしては面白い。圧倒的なビジュアルを期待していたので、個人的にはガッカリ感が強かった。


<Trailer>


あー
テーマ:映画館で観た映画
ピラミッド 5000年の嘘@ぴあ映画生活

評価:
H・ユウム,ゆうむ はじめ,志水 一夫,横屋 正朗
データハウス
---
(1996-11)

評価:
ボブ・ブライアー,ジャン・ピエール・ウーダン
ソフトバンククリエイティブ
¥ 1,995
(2009-10-30)


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