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このブログでは、劇場公開時に観た映画、DVD、オンデマンド動画などの映像作品を中心に、音楽の新譜/旧譜、スポーツなどエンターテインメント全般について、複数ライターが極私的な見解を書いています。
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マネーボール(Moneyball)



オークランド・アスレチックスの実在のGMビリー・ビーンの物語。セイバーメトリクスというデータ重視の戦略でメジャーリーグ界に旋風を巻き起こした2002年の試合を追った内容となっている。

監督のベネット・ミラーはドキュメンタリーを中心としてきた人物だそうで、抑制の効いた渋い演出は本作のプロットに抜群の相性をみせ、感動深くしみじみとした素晴らしい作品に仕上がった。

スポーツを題材に作品を作るといえば、選手の超人的な動きや熱狂に湧くスタジアムの描写に力が注がれることが多いが、本作にはそういった映像の凄さで観客を引っ張る要素はほとんどない。それよりもビリーとビリーの周りの人々の心の動きが丹念に描かれ、それが積み重なることで物語に説得力を与えている。

ブラッド・ピットはさらに素晴らしい役者に成長中のようで、あらゆる苦悩を抱え込むビリーを確かな演技力で見事に演じきった。物語のクライマックスであるボストン・レッドソックスから誘いを受けるシーケンスはじつに感慨深く、ビリーの背負った人生の深さ、重さにため息をつくほど。金に左右されない人生を自らの手で掴み取った精神の気高さと人間味溢れるビリーという人物像をこれ以上ないほどの表現力で再現したブラッド・ピットに脱帽の一作だ。

<Raiting>
躍動感やド派手な演出はないが、極上の人間ドラマ。監督、選手、データ、プレッシャー、過去の自分…。すべての要素が無駄なく組み合わさって素晴らしい作品になった。


<Trailer>



あー
テーマ:映画館で観た映画
マネーボール@ぴあ映画生活
評価:
---
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 2,650
(2009-11-27)

評価:
---
ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 1,735
(2010-12-22)


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