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スカイライン -征服-(Skyline)



製作費9億円でここまでやれる!というVFX技術の見本市的SF映画。

監督は『ターミネーター3』や『デイ・アフター・トゥモロー』からパイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』まで、数々のビッグタイトルのVFXを担当しているハイドラックス社を設立したストラウス兄弟。

とにかく金をかけずにいかにして超ハイレベルなSF映画を撮るかという難題を、ストラウス兄弟はさまざまなアイデアを駆使することで見事にクリアした。普通この手の作品の予算は100億円とかザラだから、わずか1割にも満たない金額でここまで撮りあげたストラウス兄弟の力量は凄まじいものがある。

ストラウス兄弟は予算の大半をVFX効果に費やすために、パニック映画としては異例の映像表現に挑んだ。出演者が主人公を含めてほんのわずか。ロスアンゼルスがエイリアンによる大規模攻撃に遭い人類が宇宙船のような物に大量に吸い上げられているという状態なのだが、逃げ惑う群衆とか自動車で大混雑する交差点とか一切出てこない。 シチュエーションが最初から最後までほぼ高級マンション一棟のみ。まだ半分しか入居者がいないという設定なので、隣人もわずか一人しか出てこない。エイリアンとの肉弾戦も駐車場とか屋上といったマンション区域内で行われる、などなど。

ストーリーも極端にシンプルで、彼らはなぜ突然攻めてきたのか、そもそも彼らは何者なのか、そういったことはひとつも説明されない。突然巻き込まれた主人公達もいたって普通の人間なので基本的に状況を変化させるすべを持たない。ただただ無力にやられるのみ。

そうやって枝葉の部分をギリギリまでそぎ落とし、残るパワーをすべてぶち込んだVFX効果バリバリの映像はスゴイの一言! この予算でここまでやってしまったら、今後の製作費めっちゃ値切られるんちゃう?!と心配したくなるほど、リアルでスピーディーで複雑でハイレベルな戦闘シーンが惜しみなく披露される。

もうすぐ公開される『世界侵略: ロサンゼルス決戦』という本作と同じような作品のVFXもハイドラックス社が担当していて、先出しした本作をめぐって訴訟沙汰になっているらしいが、そんな今引っ張りだこの最先端VFX制作陣の底力を堪能できる1本だ。

<Raiting>
こういう作り方に対してわりと批判的な評も少なくないのだが、この予算であれこれ文句をつけるのは酷な気がする。超大作でこれ以下の作品なんて山ほどあるわけで…。たしかに予算が多いか少ないかってことは鑑賞者にとってはなんの関係もないし、映画代も一緒なわけだから、言い訳なしにスゴイの見せろ!って気も分からないでもない。でもこういったある種のブレイクスルーは楽しみながら肯定的に捉えたいと思う。こういう着眼点からまた新たなアイデアが生まれてくるもんだしね。というわけでぜひ劇場へ。


<Trailer>


テーマ:映画館で観た映画
あー
スカイライン-征服-@ぴあ映画生活


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