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hagacube
管理人:hagacube
このブログでは、劇場公開時に観た映画、DVD、オンデマンド動画などの映像作品を中心に、音楽の新譜/旧譜、スポーツなどエンターテインメント全般について、複数ライターが極私的な見解を書いています。
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Jimmy Smith:Organ Grinder Swing

「なんかかっこいい音楽ないっすかねー?」という問いには「Jimmy Smithがいいんじゃない?」と即答することにしている。

ハモンドB-3使いの頂点、ジャズ・オルガニストのレジェンドにして超絶ファンキーな音楽性、マイルス・デイビスもその存在感に感服したといわれる稀代のジャズマン『Jimmy Smith!』

という大げさな紹介はいくらでも出来るオルガン奏者の巨人なのだが、彼の作品はどれもとっつきやすく、いい意味でのBGMにも最適。オルガンという制約の多い楽器でこれほど饒舌にフレーズを操る超絶技巧もすごいんだけど、どんなシチュエーションにも絶妙にフィットする汎用性の高さは彼だけの個性だ。

彼の傑作というと『The Cat』が有名で、表題曲はJimmyを知らなくても誰もが耳にしたことがあるほどポピュラーだが、今回お薦めするのはKenny Burrell(G)とGrady Tate(Dr)と組んだトリオ演奏が素晴らしい『Organ Grinder Swing』(1965)。フレーズ、音色、演奏のすべてが超かっこいい!

というわけで、誰のどんな状況にもマッチする極上のJazzサウンドを奏でるJimmy Smithをせめて1枚は持っとけ、いろいろ捗るぞ!

ATS
テーマ:今聞いてるオススメの洋楽は?

評価:
Jimmy Smith
Polygram Records
¥ 3,395
(1991-07-01)

評価:
Jimmy Smith
Universal Jazz
¥ 444
(2005-09-22)


デビル(Devil)



REC3が期待に反して全然ダメだったのとは対照的に、こっちは「シャラマンかよw どーせダメだろwww」という当然の諦めが見事にひっくり返った。映画館サイズだと”そこそこ感”が強く傑作とまではいえないだろうが、家で観るには十分良くできたホラーだ。

本作は『ナイト・クロニクルズ』というM・ナイト・シャマランのアイデアを若手のクリエータが映画化するプロジェクトの初作品。シャマランは製作にまわり、監督と脚本は他人に任せている。

自分で撮るとあれほど酷いのに、アイデアだけは天才的なシャマランの原案をきっちり破綻なく仕上げたジョン・エリック・ドゥードル監督の手腕はなかなか素晴らしい。

エレベーターに閉じ込められた男女5人が次々に惨殺されていくという話で、密室の中、いったい誰がどんな方法で何の目的で…?という謎解きと、救出にあたる警察官の心を蝕むトラウマが渾然一体となって、驚愕のラストまで一気に突き進む。

最初から上手に伏線が張ってあって、オチがちゃんとあって、摩訶不思議で、怖い。こういう作品が生まれるならシャマランにはひたすら面白い原案だけを考えて続けてもらって、実力のある監督に次から次へと供給してほしい。

<Raiting>
冒頭の上下逆さまの映像だけで観る価値あり。悪魔の視点をこういう方法で具現化した制作陣のセンスはすごい。ホラー好きならぜひ!


<Trailer>


あー
テーマ:DVDマニア
デビル@ぴあ映画生活

評価:
---
ジェネオン・ユニバーサル
¥ 1,795
(2011-11-23)


REC/レック3 ジェネシス

REC3

新宿シネマスクエアとうきゅうで公開日から333日連続1000円!というわけのわからないキャンペーンをやっている本作。

まったく、何一つ前情報を入れずに観てみたが。。。
うーん、なんだこれ(´ε`;)ウーン…

超絶傑作REC1、焦点はボケたがまだまだパワーがあったREC2。で、これ。ジェネシスっていうからREC1の前、あの忌まわしいゾンビウイルスの発生の謎に迫るのかと思いきや、同日同時刻に全く別の場所で発生したゾンビ事件の話だった。REC1、REC2とは同じゾンビウイルスを扱っているだけで、内容的にはまったく関係ない。P.O.Vという設定さえ放棄している。

結婚式場で発症したゾンビ叔父さんから感染が始まって、あっというまに参列者全員が死んでいくという、ただそれだけの話。新郎新婦が最後まで生き残ったが、結局最後は式場を取り囲んだ特殊部隊に蜂の巣にされてジ・エンド。”だれも外には出られない”という意味ではそこだけRECシリーズの様式美を守った感じ。

しかし、『俺たちに明日はない』風ラストシーンとか、教会の壁に備え付けの甲冑を着て嫁を探す新郎とか、チェンソーを抱えて修羅雪姫ばりにゾンビと対峙する新婦とか、上げればきりがないほどふざけた作りになっていて、程度の低いゾンビコメディとでもいうべき作品になってしまっている。

REC4もすでに用意されていて、そっちではREC1、REC2の伏線を回収するらしいので、本作は”つなぎ”ってことなんだろうが、本作の制作意図はなんなのか、さっぱりわけがわからなかった。

<Raiting>
どうせ1000円だし、と思っても、その価値すらないような。。。そもそもマニュエラ・ヴェラスコが出てないRECになんの意味があるだろうか。


【Trailer】


あー
テーマ:映画館で観た映画
REC/レック3 ジェネシス@ぴあ映画生活

評価:
---
Happinet(SB)(D)
¥ 1,982
(2012-04-27)

評価:
---
Happinet(SB)(D)
¥ 1,982
(2012-04-27)


プレミアリーグ マンチェスター・シティ VS クィーンズパーク・レンジャーズ

世の中にはサッカーの試合と思わせておいて、とてもそうは思えない試合もあるが、この試合もまるでバスケのような試合だった。しかも最後にはとんでもない展開が…。

マンチェスター・シティは44年前にリーグを制覇した後、長らく同じ街の強豪マンチェスター・ユナイテッドの後塵を拝してきたわけだが、アラブマネーを手にライバルチームを少しづつ追い詰め、ついに最終節、勝てばリーグ制覇というところまでたどり着いた。その間にはテベスの造反や、バロテッリの問題行動など艱難辛苦を乗り越えてマフラー男、マンチェスター・シティ監督ロベルト・マンチーニの夢が叶う時やってきた(毎年、真っ先にクビになるであろう監督に名前が上がっていたが)。しかも、最終戦の相手、QPR(クィーンズパークレンジャーズ)の監督、マーク・ヒューズはマンチーニの前にシティを解任された監督だったわけだから、マンチーニには含むところもあるだろう。

まずこの試合の始まる前の状況はシティとユナイテッドは勝ち点86ptで並び、得失点差ではシティが圧倒している状況。両チームの試合結果が同じならシティの優勝になる。シティのほうが有利そうだが、ユナイテッドの対戦相手は特に目標のないサンダーランド。しかしシティの相手QPRは勝ち点をとらない限りは降格する危険がある17位37pt、18位(降格圏)35ptのボルトンが勝った場合勝ち点を逆転される恐れがあるわけで、どうしても引き分けで行きたいところだ。

ユナイテッドは実力的にほぼ確勝なだけに絶対勝ちたいシティに、引き分けで確実に残留できるQPR、試合はまさに両者の思惑がそのまま現れた展開になる。FW1人全線に残してほぼ9人で守るQPRに対し、猛攻をかけ続けるシティ。ほぼQPR陣内だけで展開するサッカーは、とてもサッカーの試合には見えない、ひたすらゴールエリアに穴が開くまでパスを繰り返すシティの攻めはまるでゴールを狙うバスケットボールのよう。これだけゴール前を固められるとどんな強豪でもなかなか点は取れそうにない。しかも前の試合で活躍したヤヤ・トゥーレが足を痛めるなど優勝に暗雲がかかり始めるシティ。そんなシティの暗雲を振り払ったのが足を痛めていたヤヤ・トゥーレのラストパスを受けたサバレタ、なんとここで今シーズン初ゴールを決め40分に先制、一気にシティペースで前半は終了(ヤヤ・トゥーレはこの直後交代)。

この時点でボルトンはリードしており、QPRはこのままでは降格。とは言え攻めるリスクは犯せないQPRは相手のミスから後半早々追いつく。これで試合の展開は一変、ユナイテッドもこの時点ではリードしており、今度はシティが優勝から遠ざかる。前半と同じように猛攻をし続けるしかない。ここでQPRのキャプテン、バートンがテベスに肘打ちして退場(去り際にアグエロにも蹴りを入れていたので来年は相当長い出場停止になりそう)10人になったQPRは開き直ってFWシセに変えてトラオレを投入し全員守備状態、しかし猛攻に10人という状況が守備に油断を生じさせたのか、トラオレの突破からマッキーが決め、なんとQPRが2-1で逆転!シティファンは泣いたり、暴れたり、、、スタジアムは異様な雰囲気に。

攻めるしかないシティはボランチのバリーを長身のFWジェコに変え、さらに退場騒ぎを起こして以来封印されていた問題児、バロテッリを投入して逆転を狙う。しかし相変わらずバスケットボール状態でなかなか点は入らない、80%以上のボール保持をしながら手の打ちようがないシティ。時間は90分をまさに過ぎようとしており絶望するスタジアム。しかしこの裏ではある事態が発生していた。リードしていたボルトンが追いつかれていたのだ。QPRの選手がこの状況をいつ知ったのかは分からないが、いずれにせよここからボルトンが勝ち越す可能性もあるわけでまだまだ油断はできない。

そして運命のロスタイム、まず右コーナーをジェコが頭で叩きこむ。マンチーニの交代策が見事に的中して同点。しかし逆転しなければ優勝はできない、ユナイテッドはこの時点で既に勝利し、シティの試合を見ながら優勝できそうだという喜びムードが流れ始めていた。しかしロスタイムあと2分、QPRはキックオフを何故か簡単に敵陣に放り込み、シティは素早くゴールに迫る、バロテッリがゴール前で粘りサイドに流れていったアグエロに倒れながらパスし、アグエロはニアの狭いところにズドンと一発、まさかの大逆転ゴール!ロスタイムに奇跡の2発でマンチェスター・シティが44年ぶりのリーグ制覇を達成した。

この時には恐らくボルトンの引き分けが伝わっていたか、QPRの残留も確定し最後のキックオフは適当に蹴りだし、審判も空気を読んで試合を終了。マンチェスター・ユナイテッドの勝利はぬか喜びに終わった。シティのホーム優勝の喜びに加えQPRの残留の喜びも爆発し、スタジアムは両チームの選手、サポーターが全て喜んでいるという滅多に見られない不思議な雰囲気。2011-2012シーズンのプレミアリーグはマンチェスター・シティの優勝で幕を閉じた。

しかし、最後の3点目の前にボルトンの引き分けは決定していたのか、もしそうでなかったらジェコの得点の後のキックオフで簡単にボールを渡さなかったと思うが・・・リーグ最終戦ならではの幾つものゲームの展開が絡みあうドラマチックな1戦になった。QPR残留の裏で、ボルトンの宮市は試合に出ることなく降格を迎えた。来年は一旦アーセナルに戻った後、またどこかにレンタルされる可能性が高いが、香川のプレミア上陸も噂されておりプレミアリーグでの対決も見られるかもしれない。





ドイツ・カップ決勝 バイエルン/ミュンヘンVSドルトムント

去就が注目される香川のドルトムントはブンデスリーガで強豪バイエルンを破り二年連続のマイスター・シャーレに輝いたわけだが、今シーズン最後の両雄の対決がドイツ・カップの決勝で再現した。

今シーズンのブンデスリーガではホーム/アウェイ両試合ともドルトムントがバイエルンを破っており、昨シーズンから4連勝中。4連敗中にもかかわらずバイエルンの会長は「ドルトムントにはワールドクラスはいない」とか負け惜しみを叩いていたわけだが、そういったチームに素晴らしい結果が訪れるようなことはあるのだろうか?また、バイエルンはチャンピオンズリーグの決勝を来週に控えており、最終調整とも言える一戦だけに何らかの結果がほしいところだ。

しかし試合は開始早々意外な展開に、いきなりバイエルンの不用意なバックパスをカットしたドルトムントはブラチコフスキ"クバ"が中央に走り込んだ香川にラストパス。これを香川が冷静に決めたった3分で先制!!これでバイエルンも攻撃に出ざるを得ない。25分にはPKを奪いロッベンが決めて同点。しかし41分にドルトムントにもPKが与えられこれでドルトムントの2-1、さらに前半ロスタイムには香川の絶妙のスルーパスをレヴァンドフスキが決めて前半だけでドルトムントが3-1とリードした。

後半もバイエルンはミュラーを入れて攻勢に出るが、ゴール前をきっちり守るドルトムントの守備陣に対して、無駄に手数をかけ、無駄にワイドに展開し、無駄にこねくり回す非効率な攻撃に終始。ロッベンもゴール前に飛びこむ切れがなく、ゴールエリアの回りをうろちょろしているだけ。そうこうしているうちに58分ドルトムントが香川のパスから、グロスクロイツ、最後はレヴァンドフスキと必殺のカウンターを決め4-1に突き放す。

その後はひたすら攻めるバイエルンだが、75分に今までほとんど消えていたリベリーがスーパーゴールを決め4-2と2点差に迫る。その後もゴメスの惜しいシュートがポストを叩くなどあったが81分にバイエルンGKノイアーが収めきれなかったボールをビスチェクが上げ、レヴァンドフスキがハットトリックとなる3点目を頭で決めて、ジ・エンド。バイエルンはこれでドルトムントに5連敗となった。

バイエルンは自信過剰に攻撃を続けたが、それはブンデスリーガ王者を余りにも舐めた作戦だった。5失点は言い訳できない。両サイドが交通渋滞を起こし、守備の人数は手薄、これではカウンターして下さいと言っているようなものだ。来週のチャンピオンズリーグの決勝チェルシー戦までにはバランスを立て直さないと、チェルシーのカウンターに沈むことになるだろう。チェルシーも調子が悪そうだが(リバプールに1-4で破れている)、チャンピオンズリーグ決勝前に両チームがこんなに調子悪いのも珍しいのではないか。

ドルトムントはさすがブンデスリーガ王者、テクニックとスピードを兼ね備えた攻撃陣に、堅い守備と正確なフィードを誇る守備陣。特にフンメルス、スボディッチの正確なフィードが香川やレヴァンドフスキのスピードをうまく引き出して強力なカウンターを繰り出している。来季は3連覇がかかるが、どれだけの選手が残留するかどうかにかかっている。香川もマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなどへの移籍が噂になっており、今日の試合もマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督が見に来ていたらしい。ドルトムントに残ればスタメンは確実だが、トップチームでのスタメン争いは実力だけでは決まらない面もあり不安だが、新たなチャレンジを選ぶのではないだろうか。





コンテイジョン(Contagion)



アウトブレイクものなんだけど、軍隊の派手な出動や過激なパニック表現などお決まりの表現はほとんどなく、現場現場でその人に与えられた役割を淡々と、しかし必死にやり遂げていく姿を、冷静なカメラが丁寧に追っていく。

公開時は「退屈で寝てしまった」「映画館で観る意味が無い」など酷評も多かったが、DVDで改めて見るとソダーバーグらしい精緻な演出がすみずみまで行き渡り、重く暗い内容ではあるが、張り詰めた緊張の糸がもつれ絡みあっていく様子は、素晴らしいの一言。ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウが出色の出来。

<Raiting>
ソダーバーグの映画ってこういうものなので、合わない人は徹底して合わないと思うが、実際のアウトブレイクってこういう感じだろうというリアルな表現手法はさすが。こういう基礎的な手腕があってこそ『トラフィック』という傑作が存在するのだな。


<Trailer>


あー
テーマ:DVDマニア
コンテイジョン@ぴあ映画生活

評価:
---
東宝ビデオ
¥ 3,000
(2001-12-21)


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